分割抜歯(ヘミセクション、トライセクション)
分割抜歯(ヘミセクション、トライセクション)
分割抜歯、もしくは部分抜歯をご存じでしょうか?専門用語ではヘミセクション、トライセクション、ルートリセクションなどと呼びます。
通常、前歯の根は1つ、後ろの方の歯の根は2つか3つあり、後ろの歯の場合、悪くなっている根と正常の根が混在していることも多いです。そのため、1本の歯全体を抜かなくても部分的に悪くなった根だけを除去すれば症状は改善する可能性がありますが、手技的に難しい、もしくは診断がうまくできないといった理由で1本の歯全部を抜歯しなければならないと説明を受けることがあります。
写真は右上の6番目の歯の根(口蓋根)を一つだげ抜歯した後の写真です。穴が一つ空いているのがわかると思います。歯を部分的に抜歯しましたが、残りの2本の歯根は残っているので、全体の2/3は残っています。
/
残った一部分にかぶせ物するために型取りしたあとの模型の写真です。歯は少し小さめですが、十分噛むことが出来ます。
写真は詰め物を頬側からみたところです。