
親知らずの抜歯
親知らずの抜歯
1.当日抜歯可能 | 2.院内にCTあり | 3.痛みの少ない麻酔 |
私は大学病院の口腔外科で8年間勤務していたため、難症例にも対応しています。また、場合によっては親知らずをほかの部位に移植(保険治療)したり、患者さんにとって一番いい治療をご提案させていただきます。
※初診日に抜歯を希望される方は、電話でおっしゃっていただくか、インターネット予約の「その他」の欄に「当日抜歯希望」と書き添えてください。ただし、全身麻酔が推奨されるような難症例や腫れや痛みがあるときは麻酔が効きませんので、抗菌薬で消炎してからの抜歯になることもありますのでご了承ください。
診察の流れ
1.まず問診から行います。何もしていなくても痛いかどうかが重要なポイントになります。飲んでいるお薬の確認や全身状態の確認を行います。
2.次にレントゲンを撮ります。左の写真のような歯科用パノラマX線写真は全体の状態をスクリーニングするのに非常に便利です。親知らずの生え方や深さがわかります。さらに神経の位置関係を診るためには右の写真のようなCTが必須です。
CTは3次元的に口の中を診れますので、歯の根っこの曲がり具合や神経との位置関係などがよくわかります。CTで、事前に歯の形態がはっきりわかり、処置の時間も大幅に短縮できます。
3.次に麻酔します。当院では表面麻酔をした後、痛みの少ない細い針で麻酔しますので、痛みの少ない麻酔が可能です。麻酔が苦手な人は事前におっしゃっていただければ、時間をかけて麻酔することでさらに痛みのない麻酔ができます。
4.十分麻酔が効いたことを確認して、処置していきます。歯茎を切ったり、骨を少し削ったりすることもありますが、麻酔が効いていますので痛みはありません。抜歯にかかる時間は通常は15分程度です。
5.抜歯後は十分に洗い流して場合によっては糸で縫い合わせます。消毒は2.3日後、糸取りは一週間後に行うことが多いです。
実際にこの写真の歯を抜いたところです。歯の根っこは2つに分かれており、真ん中はループ状になっていました。CTで事前に形態がわかっていたので、麻酔して切開もしましたが、処置の時間は10分程度でした。